床の塗装奮闘記その5

床の塗装奮闘記 その5

と、まずその仕上げの話に入る前に、ここで洗浄について、お話をしたいと思います。
洗浄が、今回特に重要という事を再三に渡り塗料メーカーさんから聞いていおりました。
では、どうしてそれが必要なのか?さらに乾燥がどうして必要なのか?

実は、プライマーが水と反応しやすいんですよ。
(※プライマーは、仕上げの塗料を塗る前に最初に塗布するものでして、材質に合わせつつ選び、下地を保護しひび割れを防ぎ接着力を特に強くするものであったり、弾性があったり、サビ止めがあったりと目的によって付加された機能が違います)
そして床は常に過酷な負荷に曝されるところなので、今回の塗装は特にプライマーの強度がとても大切なのです。

ただこれをしっかりと乾燥するとなると二日はかかります。これが依頼された仕事ならそうしなければなりませんが、今回は時間もなく…我慢して一日程度で強制完了としてしまいます。
プロの眼から見るとどうなのかはわかりませんが、乾燥時間を短縮したところ、強度的に感じた所は自分には変わりがないように思えました。
ただ、2~3ヶ月経つと多少ブヨついたところが出るかもしれません。
そこは、うちはもう被膜が破れなければ、まあいいか!ということで(みなさんはしっかり乾燥させてくださいね!)ちょっと強引に話を進めます。業者なら絶対に許されませんね…。

そして29日、ここでようやくプライマーの登場です。
床用プライマーには骨材として、セメントが必要です。
当社の工場には10Kの袋のものが一つ必要でした。
それからローラーも必要です。2本くらいかな?
そして、ここからは作業着にも気を付けましょう。普通の作業服を使うとボロボロになりますよ!
そこで普段の作業着の上に不織布素材の使い捨ての繋ぎを着ました。これで大丈夫。しかもこれがけっこうあたたかい。

さて、肝心のプライマーの作り方。
先ほど紹介させていただいた、ユータック油面プライマー(日本特殊塗料)と、油面プライマー(パイオニア工業)とでは少し作り方が違います。
ユータック油面プライマー(日本特殊塗料)は、原液とするA液10にB液1、それに半分セメントを入れます。
油面プライマー(パイオニア工業)は、セメント5に対して油面プライマー5で作ります。
なので、もうどろどろ状態になります。
このままでは塗ることができないので、近場のレンタル屋で攪拌機を借りました。
この状態で5分間ほどかき混ぜて、とにかくプライマーをセメントをなじませます。
それからいよいよ塗装していきます。

ここで注意。
無計画に無闇やたらに近場から塗ったりしないこと。
必ず自分の出口への帰り道・逃げ道を意識して奥から塗ること。
でないと気が付いたら帰り道は塗りたての下地に囲まれて、空を飛ばなければ戻れないなんてことになります。
確か、そんなCMがあった気がします。
逃げ道を考えず塗って、最後戻れなくなったCM………現実を考えないと駄目ですね(^_^;)冷や汗
せっかくきれいに塗ったのに止む無く足跡を付けざるを得なくなったなんてことになったら、また厄介ですしね。

そんなこんなで29日はこの時点で終了。ここから大切な乾燥期間になるので本日は身体を動かしたのは約3時間くらいになりました。
プライマーを塗り終えた状態がこちら↓

プライマー塗布後
プライマー塗布後



この後はまた念を入れてプライマーをもう一度ぬるのですが、それは乾燥してからですので、30日に行うことにしましょう。
しかし、体中シンナー臭い。まいったな~~~!!
手も薬剤まみれでアロンアルファをつけたみたいになっております。……ヒェ~~~~!!

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